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2022.09.27 | BLOG

思い出<金(BY事務員M)

 

こんにちは、田村商店事務員Mです。

先月から始めた早朝ウォーキングの習慣が早くも無くなりました。(←広報部に爆笑される…。)

今はYOUTUBEでひたすら「痩せる」「簡単」「即効」「楽」「寝たまま」なストレッチ動画を検索しています。

3日間やれば菜々緒さん体型になれるストレッチ、随時募集中です。

 

さて先月は私の中でとても思い出深い出来事がありました。

それが今月の一枚です。

 

 

Q.ナニコレ?

 

 

A.私が愛用していた一眼レフです。

 

 

名前はCANONのEOS KISS X9(エックスナインなのか、クロスナインなのか未だに不明です)

検索すればいやというほど「初心者向け!」「コスパ最強!」「猿でも使える!」と

紹介されてるカメラになります。

数年前私もそのレビューにまんまと踊らされてこちらを購入しました。

カメラは高級な趣味と言いますが、初心者向けの機種であればそこまで目が飛び出る値段にはなりません。

一概には言えませんがどちらかというとお金がかかるのはカメラ本体ではなく、それにつける交換レンズの方です。

撮りたい場面、被写体との距離、対象は動くのか止まっているのか、あらゆる場面において

適正なレンズというものが存在します。一本買えばあれも欲しい、これも欲しい、となってしまう。

人はこれを「レンズ沼」と呼んでいます。

サバンナのライオンでも撮るんかというような望遠レンズでは普通に車が買えるような値段のものも・・・

(アイキャッチ画像参照)

 

 

恐ろしい話に脱線してしまいました。

私も今までこのカメラと一緒に手持ちで花火を撮ったり(無謀)、豪雨の翌日に紫陽花を撮りに行ったり(無計画)していましたが、

撮影する場面によって性能の限界を感じたので、そろそろ買い替えようかなと思い、カ〇ラのキ〇ム〇さんで売ることにしました。

そうは言っても、もともと先述の通り「低価格」が売りの機種です。

買い取り額も一万円程度だろうなと思っていました。

しかし次にほしいカメラのお値段は1の横に0が一つ増えます。数年前の給付金が再度支給されても足りません。

持ってても良かったのですがやはり出費のダメージは少しでも減らしたいと思うのは当然のことです。

 

-次のカメラはどんな写真が撮れるかな

-今まで諦めていた場面も撮れるかもしれない

-良いカメラならファインダー覗かんだって最高の写真撮れるでしょ

 

そんな夢を見ながら、カメラの状態を見てもらっている時、

店員さんから優しい笑顔で、

 

「とても綺麗ですよ、大事に使われていたんですね」

 

と言われました。

 

それを聞いて自然と目頭が熱くなったのを覚えています。

ただの素人の趣味ですが、旅行や何気ない散歩のときもずっと一緒にいてくれたカメラ。

値段もお手頃なのでさほど性能が良いわけでもありません。

何度も「もっといいカメラだったら綺麗に撮れたのになぁ」と責任転嫁したことすらあります。

 

カメラが悪いのではなく私の腕が悪いのに・・・

 

高級であれば適当に撮っても最低限の写真は撮れることでしょう

しかしその写真に一体何の意味があるのでしょうか、

私がこのカメラと試行錯誤しながら撮れる1枚ほどの価値があるのでしょうか?

大事な事を店員さんの一言で思い出せたような気がしました。

-カメラの価値は値段じゃない、一緒に過ごした時間なのだ。

今ならまだ間に合う、バックヤードに仕舞われそうになる「相棒」をもう一度取り戻す。

 

「買取2万5千円になりますね^^」

「ヤッターーーーー売ります!!!!!」

 

--完--

 

 

 

 

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